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【後編】マックス×ビップ株式会社(鉄筋工事業者様) 「ビップにフィットした人材が会社の次の時代へとつなげていく」
ここにいたいというので特定技能2号を
取ってもらいました
御社で中国出身の方が、特定技能2号を取得されたということで、それに対しての考え方や戦略についてもお伺いしたいのですが。
余という男なんですが、彼は2006年にウチが実習生制度を使った時の1期生。とてもよく働いてくれたので、ずっといてほしいと思っていましたが、あの頃は滞在期間が3年、再入国は認められていなかったんです。それがオリンピックの関係で建設就労者っていう枠ができて。また働けるようになりました。
中国出身の余さん
元々ウチは実習生に頼らずやっていく考えだったんですが、それにも関わらず、ここにいたいと言ってくれて、65歳まで頑張ると。あの子たちが、自分の目的を達成するために、ウチの会社を使うんだったら、2号を取ってもらうのがいいんだろうなと。今、ベトナムの若い子たちも7人いますが、鉄筋施工技能士の2級までは合格者が出てきています。おそらくあの子たちも2号を目指している状況で、頼もしいですね。
戦略として取ったというより、一緒に仲間として働くうちに2号になられたんですね。でも言葉だったり、習慣だったり、大変なイメージもありますよね。
中国の子は言葉が伝わらなくても、漢字で会話することもあるし、ベトナムの子たちは月4回先生を付けて、日本語の勉強をしてもらっています。それと、母国と日本の常識が違うこともあるので、日本で就業するならここは守ってほしいってことは伝えますが、基本は母国の文化を尊重しています。異文化交流として料理をふるまってもらうこともありますよ(笑)。
細かい技術を教えるのも苦労しそうですね。
でも現場の飲み込みが早い子って、日本語の覚えも早いんですよ。そういった子たちが日本人の先輩から学んだことを同じように周りに伝えてくれています。現場のようなひっ迫した状況だと、ストレスなく通じ合う者同士の方が教育はうまくいきますね。なので、できるだけ同じ出身国同士で一緒の現場に配属もしています。
今では日本人の職長1人であとはベトナムの子にしても大丈夫ですね。車の免許を取らせたので、現場まで行ってくれるし。職長が現場を外れなきゃいけないことがあっても、彼らだけで仕事が回ります。
ちなみに会社の評価基準というのは外国の方も同じですか?

給与体系などは日本人と同じものを適用していて、特定技能の子たちは差をつけています。近い時期に始めても1ヶ月で3万円とか違ったり、でもそこはきちんと説明できるように注意していますね。これができるからもらえるとか、たくさん給料をもらうにはどうしたらいいかって、サポートもしています。
Column ![]() 特定技能2号取得を取得した中国出身 余伟建さんのひとこと 特定技能2号を取るのに会社から色々とサポートをしてもらいました。 特に大変だったのは鉄筋施工技能士の1級。学科が難しかったですね。やっぱり日本語なので…。日本語は最初、技能実習生で来ている時に勉強したんですけど、3年の期間が終って中国へ帰ったら、けっこう忘れちゃって(笑)。 でもこれで奥さんや息子を日本に呼び寄せることができるのでうれしいです。家族もすごい喜んでいます。この会社で長く働きたいですね。65歳まで頑張ります! |
マックスの自動結束機は握れば
すぐイメージが湧く
現在、マックス製品を使われていますが、人材育成や現場での作業で役立っている部分はどういったものがありますか?
マックスさんの自動結束機は、「最大のメリットを更に最大化する」っていうんですかね。俊敏に動ける人に使わせると、ものすごく生産性を上げてくれます。細かい説明なしで使える入門編の道具としても優秀だと思いますね。僕らが使うハッカーって技術がいるんですけど、自動結束機は経験が浅くても、ある程度のレベルに到達してくれますね。

言葉がわからなくても使えるという事でしょうか?
握ったらもうイメージが湧くんですよ。鉄筋の交点に合わせてトリガーを引くと、ここの射出口からワイヤーが伸びで結束してくれるって。未経験の人でもすぐに理解できる設計じゃないかな。経験の浅い人でも一気に生産性を上げられるって、テクノロジーの真価じゃないですかね。他だったら最初は鉄筋を運ばせるんでしょうけど、ウチは積極的に自動結束機で縛らせて、感覚を掴んでもらってます。

我々の業界はみんな勤勉なんです
これからの鉄筋業界はどうなっていくと思いますか?
今回、法律がまた新しく作られて、しっかり稼げる業界に、そして現場環境も相当改善されていくのかなと。業界も昔と変わってきて、いい情報はどんどん共有していこうとなってます。ウチの会社もこうやったら若い子を採用できたとか、評価制度もどんどん使っていいですよって、言ってるんですよ。もちろん発信したところで、やれることやれないことがあるだろうし、1つのヒントになればと思っています。
鉄筋工事業はなくならない仕事だと思うんです。建物の中でも非常に重要な部分、人間で言えば骨ですよ。しかもその場の状況に合わせてオーダーメイドした施工が必要ですからね。そんなところに魅力や社会性を感じて盛り上がっていくと嬉しいですね。

最後になるのですが、鉄筋業界の変わるべき部分と、変わってはいけない部分を教えて下さい。
たぶん変わらなきゃいけないことばかりだと思います。鉄筋業界っていうより建設業全体のお話ですが、とにかく人を大切にしてほしい。馬車馬のように働かせて、数字ばっかり押し付けるような業界ではなくて、「この建物は俺が作った」「この数ミリのこだわりが俺流なんだ」とか、そんなのが全面に出てくれるといいですよね。でっかい建物を相手にしている業界なんだから、心も広くないと(笑)。
変わっちゃいけないのは勤勉なところ。お付き合いのある同業さんはどこも超がつくくらい真面目ですよ。建築基準法とか、建築学会が出してる設計図書は、しっかり頭の中に叩き込むぐらい勉強熱心。瑕疵担保責任が10年ついていたりしますし、法律をちゃんと勉強して、間違いない仕事を続ける。そこは変わっちゃいけないと思います。
僕はこの仕事をカッコいいと思ってるんです。血管が浮き出て、筋肉ムキムキのアスリートみたいなやつらが、汗かいて、必死になって働いてる姿って本当に圧倒されますよ。それは昔も今も変わらない。やっぱりカッコいいことしてるって自慢できるような仕事であることは最高の魅力じゃないですかね。
会社紹介

ビップ株式会社
平成3年2月、静岡県袋井市にて設立
鉄筋工事、鉄筋加工販売、クレーン作業を行う
※取材日:2024年6月24日
インタビューMOVIE
ビップ株式会社で人事・広報担当されている大森詩音さんに若手の採用活動や
新入社員が働きやすい職場環境についてインタビューしました。
※TWINTIERはマックス株式会社の登録商標です。
